数日間だけでいい。完全な非日常へ　星のや竹富島

旅の醍醐味の一つである「非日常感」。星のや竹富島ほど、それが完璧に味わえる場所はないような気がします。 　島の深部へと進んでいるかのような、レセプションへ続く未塗装のアプローチ。島の「第４の集落」と呼ばれるほど、伝統に忠実に作られた客室群。毎朝掃き清められる白砂の小径。敷地の中を歩いているだけで、いつの間にか日ごろの憂さはどこへやら。 　島の空気に心と体が慣れたら、料理やアクティビティでさらにディープな竹富島を楽しみましょう。季節ごとに変わるディナー、春は「琉球ヌーヴェル」と呼ばれるオリジナルのフレンチメニューを。予想をはるかに超える味が一気に旅情へと誘います。 　さらに滞在時間を充実させてくれるのが、個性あふれる体験メニュー。プライベートサバニ船に乗って八重山に伝わる海洋文化にたっぷり触れたら、室内でゆったりと「命草ウォーター作り」はいかがでしょう。敷地内でハーブや花を収穫し、穏やかに香る蒸留水を手作りします。いつしか日は暮れ、ラウンジで奏でられる三線の音色に心は凪ぎ、泡盛とオリジナルシロップで作ったカクテルでほろ酔いに。「てぃんぬ深呼吸」で月の力を感じながら体をほぐせば、完全な非日常の住人の出来上がりです。